脳の構造について


■脳の構造
体と脳とでは、必要としている成分が異なり、筋肉や皮膚、臓器など、
体はアミノ酸と少量の脂質からできていますが、脳の大部分は、リン脂質と呼ばれる特殊な油成分でできています
リン脂質は、人体の血液や筋肉、心臓などに多く含まれていますが、脳や脊髄では心筋の約3倍ほどの量のリン脂質が含まれており、「記憶力」・「学習能力」・「脳内情報伝達」・「神経伝達」・「脳内エネルギー代謝」に非常に重要な関わりを持っています。また脳は、酸素の約40%、栄養素は約20%を必要とする臓器です。

■脳のエネルギー
脳のエネルギー源はブドウ糖です。脳の重さは成人男性で1300~1400gほどで、体重の約2%ですが、
脳が使うエネルギー量は体全体の18~20%。((注)酸素も約40%必要とします。)
最も大量のエネルギーを必要とします。1日に脳が消費するブドウ糖は、成人男性で約120g。
脳でブドウ糖を貯蔵することはほとんどできない為、脳に必要なブドウ糖を常に血液から供給する必要があります。
頭が疲れてきたときには頭にエネルギーを送るために血糖値を上げることも大切ですし、「レシチン」(リン脂質の一種)を摂ることでさらに脳が活性化します。

■脳を正常機能させるために
脳が正常に機能するためには、他にアミノ酸を初め多くの栄養素が必要です。
※アミノ酸
脳内での多量の情報交換をニューロンネットワークが補っていますが、情報網のつなぎ目で、それを伝えているのが「神経伝達物質」という微小な脳内物質。脳をスムーズに働かせるためには、神経伝達物質を充実させることが前提条件です。
チロシン ・・・ ドーパミン生成(神経伝達物質)(興奮、覚醒)
トリプトファン ・・・ セロトニン生成(神経伝達物質)(抑制、鎮静、睡眠)
グルタミン酸 ・・・ ギャバ生成(γ-アミノ酪酸)(興奮、覚醒)(抑制、鎮静、脳の血行を促進し酸素供給を高める)
(ギャバは食品では、玄米等に含まれています。)
イソロイシン、チロシン、アルギニン、フェニルアラニン、(グルタミン酸)計5種のブレーンアミノ酸

※ブドウ糖をエネルギーに転換する酵素反応を補うにはビタミンB群
※脳に悪い影響を与える活性酸素を消去するために、ビタミンEなどの抗酸化物質が必要です。

■γ―アミノ酸について
天然のタンパクに含まれるアミノ酸はすべてα-アミノ酸です。
アミノ酸とは、アミノ基(-NH2)をもつ酸で、通常は、カルボン酸、つまりカルボキシ基(-COOH)をもつ酸に限定されます。カルボキシ基の隣りの炭素をα炭素と いい,ここにアミノ基がつけばα-アミノ酸(タンパクに含まれるのはすべてα-アミノ酸),その隣りのβ炭素にアミノ基がつけばβ-アミノ酸,さらにその隣りの γ炭素にアミノ基がつけばγ-アミノ酸です。